プロダクト開発で医療課題に挑む”エンジニアの思い”とは
エムステージグループのプロダクト開発、クリエイティブ企画・制作を一手に担う、エムステージコミュニケーションズ。今回は、エムステージ 産業保健事業部が2024年1月から提供を開始する産業保健専門職オンラインシェアリングサービス『Sanpo保健室』の開発に携わった小野さんに、開発の背景や、エンジニアとして『Sanpo保健室』にかける思いを伺いました。
株式会社エムステージコミュニケーションズ
プロダクト開発部 サーバーサイド・エンジニア 小野さん
マッチングアプリなどのオンラインサービス開発を経て、2022年10月 エムステージコミュニケーションズに入社。サーバーサイド・エンジニアとして勤務。現在は『Sanpo保健室』の開発に従事。
――本日はよろしくお願いいたします!小野さんは、長くエンジニアとしてのキャリアを築かれているとお聞きしましたが、なぜエンジニア業界に進もうと思ったのですか
私は、新卒からエンジニアとして、主にマッチングアプリや結婚相談所のオンライン開発に携わっていました。子供の頃から色々なものを作ることが好きだったことや、近年、エンジニアの需要が高まっていることも、この道を選んだ理由です。
――今やエンジニアは、どの企業からも求められる時代。そんな中、医療業界であるエムステージコミュニケーションズに入社しようと思った理由はなんですか
杉田さんの医療課題に対する考えに強く共感し、入社を決めました。母親が看護師なこともあり、医療現場における課題や必要性を常に感じていました。病院や医療が昔から身近な存在だったことも、医療分野に興味を持つ要因だったと思います。また、様々な事業が立ち上がるタイミングであったため、新規事業の立ち上げにゼロから携わりたいという自分の思いにマッチしていました。
――今年1月には、小野さんが開発に携わられた『Sanpo保健室』がローンチされるそうですね!どのようなサービスなのでしょうか
『Sanpo保健室』は、雇用コストをかけずに、必要なとき、必要なだけサポートが受けられる「産業保健専門職のオンラインシェアリングサービス」です。主に企業の人事労務担当者が利用するサービスで、その時の課題に合わせて、専門職スタッフへの気軽な相談が可能となります。企業の意義ある産業保健活動をサポートする本サービスは、産業医、保健師、心理職など、さまざまな専門職によるオンラインの面談メニュー提供し、メンタルヘルスに課題を抱える従業員への対応や、長時間労働者への対応など、面談を通じて従業員の健康をサポートする、今の社会にとって意義のあるサービスです。
医療費の負担が増える中、医療費をまかなう生産人口の減少など、多くの社会課題が存在しますが、産業保健活動は、病気を増やさないという点で医療を守ることにつながると思います。
――完成までは大変な道のりだったそうですね、、、試行錯誤の過程でどのように壁を乗り越えていかれたのでしょうか
確かに、開発過程は大変な道のりでした….一番の壁は「セキュリティの強化」でした。より強固なものを求め、プロジェクト自体がストップすることもありました。そのような状況の中で、サーバーサイド・エンジニアとして、データベースの最適化に力を入れ、チームで試行錯誤を繰り返しながら形にしていきました。その時の大変さがあったからこそ、セキュリティに自信のあるサービスを作り出せたと思っています。
また、エムステージでは『Sanpo保健室』を起点に、今後さまざまなサービスを展開する予定です。会社の将来に影響を与えるプロジェクトだと感じていたため、必ず成功させたいという気持ちが、最終的にはモチベーションにつながったんだと思います。
――紆余曲折あった開発の道のりでしたが、チーム内の「コミュニケーション」が1つのポイントになったそうですね
当たり前の事かもしれませんが、とても大事な要素でした。プロジェクトを成功に導くために、日常的にミーティングやリモートコミュニケーションを行い、密なコミュニケーションを重視しました。認識の齟齬がないか、目線のズレが起きていないか、それぞれの役割のプロとして、より最善な方法はないか、など。細かいコミュニケーションが、今回のプロダクト開発のカギだったと思います。
――小野さんにとっての「エンジニア」としてのやりがいを教えてください
自分の成長を実感できたときに、やりがいを感じます。1ヶ月前は時間がかかっていた工程も、今ではスムーズに処理できるようになっているんです。このような成長を感じられる瞬間は、自分のモチベーションを高め、さらなるスキル向上につながっていると思います。成長が明確に見える!エンジニアの醍醐味です。
――最後に今後の目標をおしえてください
ユーザーにとって、便利で安心感のあるサービスを提供していくことが目標です。また、最近、メンタルヘルス不調などによる休職者の問題がニュースでも多く取り上げられていることから、自分たちのサービスが1日でも早く多くの人に利用され、問題解決につながるよう願っています。
――「医療の明日に、クリエイティブな未来を」プロダクト開発のプロとして、医療課題解決にかける熱い思いがありました